R8 測量士 午後No.4 選択〔No.4〕図葉区分・地図投影法・GIS
図葉の区画割と座標、平面直角座標系・UTM・ガウスクリューゲル図法、GISの機能を使った避難場所の解析が問われました。設問ごとに問題と解説を並べています。
問A-1 図葉の区画割と図葉数
図葉数=28 面
図郭線は原点から等間隔に引かれます。N市の範囲を覆う図葉を数えると28面になります。区画割は「PDFで開く/保存」から公式解答例をご覧ください。
問A-2 図葉左下隅の座標
| 点 | X座標(m) | Y座標(m) |
|---|---|---|
| 点Gが含まれる図葉 | −168,000 | −24,000 |
| 点Iが含まれる図葉 | −156,000 | −32,000 |
左下隅は「その座標以下で最大の格子線」。座標が負のときは向きを間違えやすいので注意します。
問A-3 使用できない資料とその理由
| 資料番号 | 使用できない理由 |
|---|---|
| 2 | 測量年が基図データよりも古いため。 |
| 3 | 地図情報レベルが基図データよりも大きいため。 |
編集資料は「基図より新しい」「基図より詳しい」ことが条件。地図情報レベルは数字が大きいほど粗いので、向きに注意します。
問B-1 平面直角座標系の正誤
| 番号 | 判定 | 正しい語句・数値 |
|---|---|---|
| 1 | ○ | — |
| 2 | × | 0.9999 |
| 3 | × | 大きくなる |
| 4 | × | 小さい |
原点の縮尺係数は0.9999、そこから離れるほど縮尺係数は大きくなります。この2つはセットで頻出です。
問B-2 UTM座標系(穴埋め)
ア=6 イ=赤道 ウ=0 エ=500 オ=129
UTM座標系は経度を6度ごとの帯に分け、原点は各帯の中央経線と赤道の交点。座標が負にならないよう N=0 km、E=500 km の下駄をはかせます。日本の第52ゾーンの中央経線は東経129度です。
問B-3 ガウス・クリューゲル図法の特徴
回転楕円体に適用した横メルカトル図法で、地球上での角度が地図上でも正しく表される。
キーワードは「回転楕円体」「横メルカトル図法」「角度が正しい(正角)」。語群からこの3語を選んで45字以内でまとめます。
問C-1 GISの機能名(表4-3)
ア=ネットワーク解析 イ=バッファ ウ=属性結合 エ=インターセクト オ=ジオリファレンス
利用例と機能名を結びつけます。「最短ルート=ネットワーク解析」「半径◯m以内=バッファ」のように、キーワードで対応させます。
問C-2 避難場所の解析手順(表4-4)
| 順 | 機能 | 作業内容 |
|---|---|---|
| 1 | 属性検索 | 指定緊急避難場所のうち、災害種別が地震に該当する点を検索する |
| 2 | ボロノイ分割 | 各点について、他のどの点よりも近い区域を生成する |
| 3 | 空間検索 | 各区域に含まれる市民の居住位置データを検索し、リストを作成する |
「最も近い避難場所ごとに市民を分ける」=ボロノイ分割と気づけるかがカギです。ボロノイ分割は「その点が他のどの点よりも近い範囲」を作る機能です。
問C-3 品質評価の方法(表4-6)
カ(位置正確度)=一部の道路データの位置座標と、現地で取得した点検測量成果を用いて、抜取検査を行う。
キ(論理一貫性)=検査プログラムを用いて、道路データ同士の位置関係の一貫性が保たれているか、全数検査を行う。
位置正確度は抜取検査、論理一貫性は全数検査。位置は現地と照合するので全部は無理、論理はプログラムで一気に調べられるので全数、と考えると納得できます。
