R8 測量士 午前No.6 世界測地系・ジオイド
測量法が定める「測量の基準」の問題です。ジオイドの定義を正確に言えるかが決め手になります。
この問題の答え
正解は 5(選択肢5が誤り)
選択肢ごとの解説
1.世界測地系では、回転楕円体の短軸は地球の自転軸と一致している。 → 正しい
世界測地系の定義どおりです。あわせて「回転楕円体の中心=地球の重心」も覚えます。
2.距離及び面積は、回転楕円体の表面上の値で表示する。 → 正しい
距離・面積の基準面は回転楕円体面です(高さの基準面であるジオイドではありません)。
3.位置は地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示するが、場合により直角座標・極座標と平均海面からの高さ、又は地心直交座標で表示できる。 → 正しい
条文どおりです。原則は「経緯度+平均海面からの高さ」である点に注意します。
4.国土地理院は、基本測量で設置された基準点の標高成果を令和7年4月1日に改定した。 → 正しい
標高成果の改定は令和7年4月1日です。
5.ジオイドは、重力の大きさが常に等しい面である。 → 誤り
ジオイドは重力ポテンシャル(位置エネルギー)が等しい面であって、「重力の大きさが等しい面」ではありません。
イメージとしては、水を静かに置いたときに水面がつくる面です。水面は高さがそろいますが、そこにかかる重力の強さは場所によって違います(赤道と極では重力の大きさが異なります)。「大きさ」と「ポテンシャル」の言い換えは頻出のひっかけです。
間違えやすいポイント
- ジオイド=等ポテンシャル面。「重力の大きさが等しい」は誤り。
- 距離・面積=回転楕円体面/高さ=ジオイド面。基準面の使い分けを混同しない。