R8 測量士 午前No.15 誤差伝播の法則で高低差の標準偏差を求める
距離と角度それぞれの誤差が、高低差にどれだけ影響するかを合成する問題です。単位をmmにそろえるのがコツです。
この問題の答え
正解は 2(約3.2 mm)
考え方
高低差は Z=D・sinθ で決まります。Dにも θ にも誤差があるので、それぞれが Z にどれだけ響くかを出して合成します。
① 距離の誤差が響く分
σD = 5 + 5×10⁻⁶×100,000 = 5.5 mm(Dをmmに直して代入)
Zへの響き = sin24° × 5.5 = 0.4067 × 5.5 = 2.24 mm
② 角度の誤差が響く分
σθ = 5″ ÷ (2×10⁵) = 2.5×10⁻⁵ ラジアン
Zへの響き = D × cos24° × σθ = 100,000 × 0.9136 × 2.5×10⁻⁵ = 2.28 mm
③ 合成する
互いに無関係な誤差は「2乗して足して平方根」で合わせます。
σZ = √(2.24² + 2.28²) = √10.2 = 約3.2 mm
間違えやすいポイント
- Dはmm単位に直す(100.000 m=100,000 mm)。mのまま計算すると桁が合いません。
- 角度は必ずラジアンに変換してから掛けます。
- 合成は単純な足し算ではなく2乗和の平方根。足すと約4.5 mmになり誤答します。