R8 測量士 午前No.3 精度管理・検定・主任技術者
公共測量を実施するときの「誰が・何をしなければならないか」を問う問題です。検定と主任技術者の要件が狙われています。
この問題の答え
正解は 4(c・d・e が誤り)
選択肢ごとの解説
a.測量の正確さを確保するため適切な精度管理を行い、作業終了後速やかに点検測量を行わなければならない。 → 正しい
精度管理と点検測量は測量作業機関の義務です。
b.1級基準点測量の点検測量は、標準の点検測量率10%で実施する。 → 正しい
点検測量率=作業のうち何%を抜き取って測り直すか。1・2級基準点測量と水準測量は10%、3・4級基準点測量と航空レーザ測量は5%、地形測量・写真測量は2%です。
c.準則を準用した作業規程に従う場合は、JPGISに準拠した製品仕様書を定めることを省略できる。 → 誤り
製品仕様書を定めることは省略できません。作業規程は「どう作業するか」のルール、製品仕様書は「どんな成果物を作るか」の仕様で、役割が別だからです。
d.測量成果の検定は、自社で当該測量を担当していない測量士が行ってよい。 → 誤り
検定は第三者の機関に依頼しなければなりません。同じ会社の中で担当を分けても「身内のチェック」であり、客観性が担保されないためです。
e.主任技術者は、測量士でなくとも高度な技術と十分な実務経験があればよい。 → 誤り
主任技術者は登録された測量士でなければなりません。実務経験があるだけでは不可です。
間違えやすいポイント
- 検定は必ず第三者機関。「自社の別担当者なら良い」は誤り(毎年のように出ます)。
- 主任技術者=測量士。現場で従事する技術者は「測量士又は測量士補」でよい点と区別する。