R7 測量士 午前No.23 防災分野でのGIS活用
防災でのGIS活用を問う問題です。「DSMとDEMの差だけで土砂量を正確に出せるか」がポイントです。
この問題の答え
正解は 4(選択肢4が誤り)
前提:DSMとDEMの違い
| 種類 | 表すもの |
|---|---|
| DSM(数値表層モデル) | 建物や木を含んだ表面の高さ |
| DEM(数値標高モデル) | 地表面だけの高さ |
選択肢ごとの解説
1.GISで浸水シミュレーション結果や被害分布を可視化でき、防災・復興計画に役立つ。 → 正しい
2.道路ネットワークデータのネットワーク解析で最短経路を探し、避難経路検討に使える。 → 正しい
3.DEMと写真から浸水箇所を判断し、浸水域を推定して地図に表せる。 → 正しい
4.発災前のDSMと発災後のDEMの差×崩壊面積で、崩壊土砂量を正確に求められる。 → 誤り
DSM(樹木込み)とDEM(地表面)の差には樹木の高さなどが混ざるため、単純に差×面積では土砂量を正確に求められません。同じ種類のモデルどうしで比べる必要があります。
5.隆起前後の海岸線データから、陸化した範囲の面積を算出できる。 → 正しい
間違えやすいポイント
- 体積・土砂量を出すときは同じ種類のモデルどうし(DEM同士)で差をとる。DSM−DEMは樹木高が混ざる。