測量士への道

測量士・測量士補の独学応援サイト

R6 測量士 午前No.16 誤差伝播でX・Y座標の標準偏差を求める

放射法で設置したTS点のX・Y座標の標準偏差を、距離と角度の誤差から合成する問題です。まず方向角を出します。

問題(実際の試験問題) PDFで開く/保存 ↗
令和6年 測量士試験(午前) 問題(実際の試験問題)令和6年 測量士試験(午前) 問題(実際の試験問題)

出典:令和6年 測量士試験 午前 問題(国土地理院公表)/国土地理院ウェブサイト(試験問題・解答例のページ

この問題の答え

正解は 2(σXC=3 mm、σYC=5 mm)

解き方

方向角θを出す:A→Bの方向角T=135°(A(160,50)→B(20,190)はΔX=−140・ΔY=+140)。θ=T+α−360=135+285−360=60°
② 単位をそろえる:σθ=σα=5″=5÷(2×10⁵)=2.5×10⁻⁵ rad、D=100,000 mm、σD=5 mm。

X座標の標準偏差

XC=XA+D cosθ より σXC²=(cosθ・σD)²+(D sinθ・σθ)²=(0.5×5)²+(100,000×0.866×2.5×10⁻⁵)²=2.5²+2.17²≒10.9 → σXC3 mm

Y座標の標準偏差

YC=YA+D sinθ より σYC²=(sinθ・σD)²+(D cosθ・σθ)²=(0.866×5)²+(100,000×0.5×2.5×10⁻⁵)²=4.33²+1.25²≒20.3 → σYC5 mm

間違えやすいポイント

  • 先に方向角を出す。距離はmm、角度はラジアンにそろえる。
  • 合成は2乗和の平方根。X成分とY成分で cos と sin の役割が入れ替わる。